行政書士試験、独学を開始する前に①

まずは敵を知ること――。 これは、古今東西を問わず、兵法の鉄則とされていますが、独学で行政書士試験に立ち向かう過酷な戦いにおいてもまったく同じ。まずは、行政書士試験がどんな試験であるのかを知るところから始めないと、勝てる戦も勝てなくなってしまいます。
そこで、このページでは、行政書士試験の概要について、簡単に説明したいと思います。

行政書士は超難関資格のひとつに数えられます。事実、合格率は例年10%に届きません。試験の実施機関である行政書士試験研究センターによれば、合格基準は以下のように定められています。

ア 行政書士の業務に関し必要な法令等科目の得点が、満点の50パーセント以上である者。
イ 行政書士の業務に関連する一般知識等科目の得点が、満点の40パーセント以上である者。
ウ 試験全体の得点が、満点の60パーセント以上である者。

合格率10%未満という数字だけを見ると、思わず腰が引けてしまいそうになりますが、すべての科目において6割を得点すれば合格できると考えれば、「独学でも何とかなるかも」と思えてきませんか?

もう少し詳しく、「敵」を分析したいと思います。
行政書士試験の科目は、法令科目と一般知識科目の2つにわかれます。法令科目の配点は244点。50パーセント以上という足切りを回避するためには、最低でも122点が必要です。同じように、一般知識科目では、24点がノルマになります。あとは、上記ウの条件をクリアするために、点数を積み上げていけば良いのですが、配点についてはもう一点、留意しておきたいことがあります。それは、出題範囲に偏りがあること。2011年の試験を例にすると、法令科目で言えば、244点中112点が「行政法」、次いで76点が「民法」からの出題となっています。つまり行政法と民法とで、全体の8割近くを占めているのです。一方の一般知識科目でも、56点中28点を「政治・経済・社会」が占めるといった偏りが見られます。

独学というと、海図を持たない航海のようなものを想像する人もいるかもしれませんが、「敵」を知れば、自ずと進むべき道(=重点的に攻略すべきところ)も見えてくる気がしませんか?


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