行政書士試験独学における復習の重要性

人は、一度覚えたことを、どれくらいの期間覚えていられるものなのでしょうか?

その疑問に答えてくれるのが、ドイツの心理学者・エビングハウスによって導き出された「忘却曲線」という考え方です。発見者の名前を取って「エビングハウスの忘却曲線」とも呼ばれるこの研究によると、人は、記憶したことを、1時間後には50%以上、1日後には70%以上も忘れてしまうとのことです。行政書士試験の独学に限らず、試験前の一夜漬けの暗記が有効でない理由も、この研究によって説明することができます。

このように、放っておけば、人はどんどん忘れていく生き物です。しかし、忘却曲線を上に押し上げる、すなわち独学で学んだことを忘れにくくする方法もあります。それが「復習」です。
50%以上を忘れるとされる1時間後に復習をすると、記憶の定着が促されて、再び50%忘れるまでに今度は2~3日かかると言われています。1時間と2~3日ですから、復習の効果のほどがおわかりいただけると思います。しかも、この復習ですが、繰り返すことで、さらに効果があがります。具体的には、1回目の復習で覚えた事柄を忘れ始める2~3日後に再び復習を行うことで、今度は2~3週間もの間、記憶が定着するのです。

スポーツの世界でも、「1日休むと、コンディションを取り戻すためには何日もかかる」と言われますが、勉強においても同じことが言えます。コンスタントに復習を行っていれば、長期間にわたって、記憶を定着させておくことができますが、「少しくらいなら」という軽い気持ちで、何日か学習をサボってしまうと、その倍以上の時間をかけて覚え直さなければならないなんてことにもなりかねません。行政書士試験の独学において、復習の習慣づけの重要性が強調される理由は、こんなところにもあるのです。

ちなみに、テキストを例にとると、字体や色、図表の配置など、さまざまな情報を通して、人は記憶をします。行政書士試験のテキストは、各学校・各社からいろいろ出版されていますが、あちこちに手を伸ばすよりも、自分が決めた1冊のテキストに絞って学習をした方が、復習による記憶の定着という点でも効果的です


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