行政書士試験、独学を開始する前に②

前のページでは、試験概要と2011年の試験結果を手がかりにして、行政書士試験を分析してみましたが、「敵」を知る上では、いわゆる過去問も、欠かすことのできないツールとなります。ここでは、過去問の重要性と利用方法について述べたいと思います。

他の資格試験対策でもよく言われることですが、行政書士試験においても、学習の早い段階で過去問を一度解いてみることをおすすめします。
「基本テキストも読み終えていないのに、いきなり過去問?」と驚く人もいると思います。まだ学習を始めて間もないわけですから、解けなくてもかまいません。というよりも、まったく解けないはずです。しかし、それでも問題ありません。正解を得ることではなく、行政書士試験のイメージを具体的な形で持つことが目的なのですから。

「行政書士試験にはどんな問題が、どれくらいの分量出題されるのか」
「今の自分にはどれくらい解けるのか」
「解けるようになるまでに、今後どれくらいの学習時間を確保すればよいのか」
学習の早い段階で過去問に取り組むことで、行政書士試験の中身とともに、現在の自分の立ち位置を確認することができるはずです。

これは、独学の場合は特に重要です。
たとえば、学習のスケジュールひとつ取ってみても、通学や通信の場合には、学校側が「今はインプット学習の時期」「今はアウトプット学習の時期」といった具合に、適切な道を示してくれます。しかし独学の場合には、そうはいきません。日々の学習も、そのためのスケジュール管理も、行うのはすべて自分自身。行政書士試験がどんな試験で、自分が今どのレベルにあるのかを知ること、それも早い時期に知ることの重要性がおわかりいただけると思います。

ちなみに、過去問とは、その後も長い付き合いとなるはずです。資格試験の世界には「過去問こそが最良の問題集」という言葉があります。過去問は、どんな予想問題集よりも、行政書士試験の傾向と対策をわたしたちに教えてくれます。新しい問題集に次々と手を出すよりも、手持ちの過去問を何回も繰り返し解いた方が、きっと合格への近道となるはずです。


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